日常的な萌えの語り場所。
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「セーンパーイ」
軽快な声色。
駆けてくる足音も、声色同様何処か軽快で妙に気にかかる。
「あー?何?」
「おめでとーございまーす」
「は?」
一瞬。
何を言われたか解らずに呆けたベルに、フランは続ける。
「隊長に聞いたんですけどー。今日センパイの誕生日とかって」
「祝いに来たってワケ?気ィきくじゃん」
「いえ、冷やかしに」
「王子、肉食いてー」
さらりと返すフランの言葉をあえて聞かなかったのか、
無視をするように言葉を遮ってそう告げる。
「ちょ…待って下さいー。コーハイにたかるつもりですかー?」
「誕生日だし」
うしし、と笑ってベルが告げる。
「えええ、そんなぁ」
冷やかしだったのに、と。
文句を言うフランを見て。
ベルはもう一度面白そうに笑った。
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